劇団 種と窓

社会そのものを、舞台として見る。

劇団 種と窓とは

劇団 種と窓は、「社会そのものを舞台とする劇団」です。

私たちは、演劇を劇場の中だけに閉じ込めません。

人が何かを名乗ること。 肩書を受け取ること。 場に参加すること。 誰かの言葉を信じたり、疑ったり、少し覚えて帰ったりすること。 何かを報告し、誰かがそれを聞くこと。 説明しようとして、少し困ること。

そうした日常のふるまいのなかにも、すでに小さな上演が含まれていると考えています。

劇団 種と窓は、その現実の延長線上に、ほんの少しだけ虚構を置きます。

それは、現実から逃げるための虚構ではありません。 現実がどのような形式によって現実らしく見えているのかを、少しだけ別の角度から見直すための虚構です。

私たちがまく「種」は、日常の中に置かれる小さな違和感です。 すぐには意味がわからない言葉。 少しだけ見慣れない肩書。 説明しきれないまま手元に残るもの。 本当とも嘘とも言い切れない報告。

それらは、大きな物語を押しつけるものではありません。 ただ、受け取った人のなかで、あとから少しだけ芽を出すかもしれないものです。

その種が芽吹いたとき、 いつもの会話が少しだけ上演に見える。 いつもの場面が少しだけ舞台に見える。 いつもの社会が少しだけ別の現実に見える。

その視界のひらきを、私たちは「窓」と呼んでいます。

現実を壊さない。 けれど、現実だけで閉じない。

そのあわいに、種をまき、窓をひらく。 それが、劇団 種と窓の上演です。

主宰・演出 佐貫清人

空想虚構研究所について

この活動は、空想虚構研究所の研究プロジェクトの一環として運営されています。 空想虚構研究所は、「存在しないことを証明するために存在する」研究機関であり、 現実と虚構の境界を観察・記録するための実験場として、劇団の運営を担っています。

私たちが上演するもの

劇団 種と窓の公演は、必ずしも客席に座って鑑賞するものではありません。

作品は、必ずしも作品の顔をして現れるとは限らず、日常のなかにそのまま置かれていきます。

いつそれを観たのか、どこからどこまでが上演だったのかは、あらかじめは決まっていません。

それが作品だったのかどうかは、少し遅れてからわかることがあります。 あるいは、ずっとわからないままのこともあります。

公演

常時公演「うたたねとまどろみシステムズ」

うたたねとまどろみシステムズは、劇団 種と窓による常時公演です。

この公演では、企業という形式そのものが舞台になります。

名乗り。 肩書。 理念。 部門。 記録。 説明。 応答。 ウェブサイト。 日々のやりとり。

それらは、公演の外側にある設定ではありません。 それらすべてが、作品を構成する要素です。

企業というかたちのまま、劇は続いていきます。

👉 常時公演「うたたねとまどろみシステムズ」へ

対話公演「空想虚構サロン『問答』」

空想虚構サロン『問答』は、 各自が持ち寄る取り組み、構想、近況、仮説、役割、失敗、進捗をめぐって語り合う対話公演です。

ここで報告されるものは、必ずしも完全に現実である必要はありません。

これから始めたいこと。 まだ名前のない活動。 半分だけ本当のプロジェクト。 嘘のようだが、なぜか現実に作用している設定。 演じることで、はじめて輪郭を持つ話。

真面目でもかまいません。 ふざけていてもかまいません。 まだ形になっていなくてもかまいません。

虚実を問わず、いま立ち上がりかけているものを持ち寄る。 それが、空想虚構サロン『問答』です。

👉 対話公演「空想虚構サロン『問答』」へ

お問い合わせ

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📧 info@company.imaginary-void.com